以下は今回のアンケートの実施内容および結果です。
- 対象 :参加者15名
- 回収率:100%(15名)
- 質問数:4問
- 内容 :
対象者のバックグラウンド、本授業の参加動機、学校で同様の授業を希望するか、本授業の評価
参加者にこの授業に申し込んだ動機を尋ねたところ、ほとんどが北区教育委員会の職員を
通じての申し込みと回答しており、学校や両親の勧めに応じた件数は少なかったです。
KITAKUスーパーサイエンススクールでは、通常北区教育委員会の担当者がチラシを作成し、
区内の公立学校へ授業の宣伝をして参加者を集めますが、今回は授業のテーマ決定が遅れたことや、
授業の実施日が春休み中であったため、開催直前に北区の担当者が過去の参加者へ連絡し、参加者を集めた事情があります。
本授業のように講義と実習がセットになった授業を、学校の授業としても受けてみたいかという質問に対しては、
下の結果が得られました。
この授業は1日で終了する形式を取っており、なおかつ学校の理科の授業と異なり、
知識を伝える講義の占めるウエイトは低いです。この点が参加者に好意的に受け入れられたと考えられます。
したがってこの授業形式を学校の授業として実際に導入する際には、教材や授業内容、
時間など多くの条件を熟慮する必要があります。
では参加者は本授業のどの部分に対し、満足感を感じたのでしょうか。
本授業で最も面白いと感じた項目を選択させたところ、以下の結果となりました。(複数選択可)
また、本授業の全体的な評価については、以下の通りでした。平均値は9.4となっており、
参加者の満足度の高さがあらわれています。
参加者が能動的に取り組むことが容易な実習や発表会については、高い満足度を示しました。
理数科への興味関心が高い生徒が多数参加していたため、講義内容の回転運動については
小学生でも一定の水準で理解できたようでした。
ただし、高校生などには少々物足りなさを感じさせた恐れがあります。やはり出張授業では、
対象に合わせた講義内容の検討が必要であると痛感しました。