デジタルカメラ、身近にある野菜や果物とコンピュータを用いて、
コンピュータで断層画像を三次元画像に再構築するための画像処理を体験する実習を行いました。
生徒は4・5名ずつのグループに分かれ、事前に配布したマニュアルの手順や、講師らのアドバイスに従い取り組みました。
生徒はまず、ピーマンやレンコンなどを机の上に粘土で固定し、数ミリずつ切断し、その断面をデジタルカメラで撮影します。
撮影した断面画像をコンピュータ上で画像処理・可視化のソフトウェアを用いて三次元形状へ再構築しました。
コンピュータの画面に三次元形状が表示された瞬間には、生徒から歓声があがりました。
また、再構築した三次元画像に対して、任意の断面での切り出しなどを行うことによって、CTスキャンと同じようなデータを
得られることも確認できました。
事後に実施したアンケートでは「実習が良かった」という意見をはじめ、
「映画などでみる3D画像を見ることができてよかった」
「ピーマンの画像を作るのが大変だったけれど、最後に立体画像を見たときは嬉しかった」等、
実習を評価する声が多く寄せられました。