事業の概要 シンポジウム 出張授業
概要 講演 P.D. アンケート まとめ
  1. Mr. David Chittenden (Science Museum of Minnesota)
  2. Dr. Marco Molinaro (University of California, Davis)
  3. 黒田玲子氏(東京大学)
  4. 渡部潤一氏(国立天文台)

Mr. David Chittenden (Science Museum of Minnesota)
"University Researchers and Science Museums ― How Can They Work Together to Increase PUR ? ―"

Dr. Marco Molinaro (University of California, Davis)
"Connecting Students, Teachers, Researchers and the Public from Nanotechnology to Biophotonics
― Experiences, Models and Evaluation Results ― "

カリフォルニア大学デイビス校のMarco Molinaro氏は、現在までに携わった2つの大きなアウトリーチ活動を紹介しました。

黒田玲子氏 (東京大学)
「市民に科学を伝える―何を、どう伝えるか―」

黒田氏は、研究者の立場からのPURの実践例、および東京大学大学院科学技術インタープリター 養成コースについてお話されました。

渡部潤一氏 (国立天文台)
「国立天文台の新しい広報普及実験」

渡部氏が勤務する国立天文台には、マスコミ、一般市民、アマチュア天文家を対象に、天文に関する 正しい理解と感動を、クライアントである一般市民と共有するため、情報センターが設けられています。 このセンターでは、3名のスタッフを中心に、以前より行われていた観望会の体制変化、およびスターウィーク やアストロノミー・パブといった、新たな広報普及活動に取り組んでいます。現在までの活動から、 日本においてPURを推進する鍵は「インタレスト」、つまり一般市民の興味を引きつける環境の整備が 大切であると訴えました。また、PURは、一般市民には知識がない、という前提のもと、情報がトップダウンで 伝達される形式を改善する必要があること、一般市民が科学者に対しフランクに質問できる雰囲気を創造する ことが重要であると主張しました。